きのくに散策

第四回 飛地のむら 北山村

全国唯一“飛地のむら”北山村について

 北山村は人口600人弱の小さな村です。和歌山県でありながら、周囲を奈良県十津川村、下北山村、北山川を挟んで三重県熊野市に囲まれた和歌山県飛地の村です。
 なぜ飛地になったのか?そして今なお飛地なのか? 北山村は紀州藩の時代より林業が中心で、林業と、その木材を北山川を利用して新宮まで運搬する筏流しを生業とする村でした。明治の廃藩置県において、本来地理的には奈良県側に入るところが、林業と筏流しによる数百年に及ぶ新宮との経済的なつながりから、和歌山県に入ることを自主選択したと言われています。
 以来行政区域の関係もあり、合併もせず現在に至り平成18年4月からは県下で唯一の村として、全国的にも県内においても貴重な存在となります。

   北山川の観光筏下り
 北山川の観光筏下りは、昭和30年代後半以降、陸上輸送の発達とダム建設により途絶えていった筏流しの技術を生かし、昭和54年に“むらおこし”の一環として、観光用として復活しました。延長約6kmの激流と清流の織りなす、自然に囲まれた山あいの北山川を、約1時間かけて下ります。
 期間は5月の連休から9月末までで、スリルとともに北山川の自然が満喫できます。
また近年は筏下りとともに、ラフティング(大型のゴムボート下り)やカヌーの利用者も増加しています。

   おくとろ温泉 きたやま
 筏下りやラフティング、カヌーを楽しんだ後は、おくとろ温泉きたやまの湯につかって疲れを癒すのも楽しみのひとつ!泉質は単純硫黄泉で、館内には食堂、売店、宿泊施設があります。露天風呂からは小森湖が眺望でき、夜は星空を眺めながらゆっくりとくつろぐ事が出来ます。

   北山村特産かんきつ“じゃばら”
 風呂上りにはぜひとも“じゃばらドリンク”を一杯!!疲れがとれます。
“じゃばら”はもともと村内に自生していたものを、これも“むらおこし”の目玉にと、昭和48年から栽培を始め、近年はジュースやジャム、ポン酢などの加工品を村内の工場で製造、販売をしています。
 特にじゃばらの果汁100%は、花粉症に効果があることから、一番の人気商品となっています。

全国唯一“飛地の村”県下唯一残る“むら”小さな山あいの北山村は
1、 北山川観光筏下り
2、 おくとろ温泉 きたやま
3、 北山村特産かんきつ じゃばら
 を三本柱に生き残りをかける“むら”です


 この紹介文は、おくとろ温泉きたやま支配人 山口賢二様よりご投稿頂きました。
ありがとうございました


      編集者のたわ言

 北山村のご紹介いただいた山口賢二様、ありがとうございました。へーエ!来年には和歌山で“むら”って北山村だけになるんやなあ。そういえばうちの嫁さんトコも美山村から日高川町になったもんなあ。
 ア〜n!なんじゃこのでっかい市は!! 田辺市かあ!県下の四分の一くらいありそうやなあ。色々事情もあるやろけど、龍神、中辺路、本宮なんて由緒ある町村が無くなるのは悲しいでーぇ!大体龍神村の奥へ行って、ここは田辺市って言われてもピンとこんぞー。(地元の方、お気に障ったらすみません。たわ言ですのでお許し下さい。)

 5月22日 平均年齢50OVERのおじさんとおばさん5人で、北山川へラフティング初体験に挑んできました。当初は筏下りに行くはずだったのですが、「そんなん、どうせやったらラフティングのほうが絶対オモロイデエ!」との進言を人から頂き、「まだまだ若いモンに負けるかい!」との勢いで、前日急遽ラフティングに予定変更となりました。

 当日はあいにくの小雨模様の中、ウエットスーツを着て、ライフジャケット着け、ヘルメットかぶっていざボートへ! 流れの無いところでパドルの扱いなど、息子みたいな年のインストラクターからひとしきりご指導いただきスタート。するといきなり、オノトリの瀬という難所。ギャー!と悲鳴とも嬌声ともつかぬ叫び声の中、次の瞬間には緩やかな流れに。大自然の懐に抱かれ、流れにまかせてゆるやかに川面を下ってゆく。
 
 イメージではラフティングってずっと急流ばっかりかと思っていたけど、今回参加した上流コースでは1時間あまりのコースの中で、ギャー!は3ヶ所くらいであとはのんびり。帰りの道中では、今度は四国の吉野川行こうぜ!とか、ドーセならカナダいこらよー!とテンション上がりっぱなし。どうなることやら。みなさんも一度挑んでみませんか?もし良かったらお供しますよ。



    最近見つけたホームページより  

 六十谷橋の南、地蔵の辻と呼ばれる交差点の近くにたま〜に行くコンビニがある。その日は、お弁当を買いに入ったのだが気に入ったものがなく、「幕の内」で妥協。レジへ行くと、まだ10代だろう、金髪に近い若い女の子が完璧なまでにマニュアル通りに清算してくれた。
「お弁当は・・・・」 来た。あたためなくていいよ。
「ぬくめますか?」 「いや、結構です」・・・ん? ちょっと待て。確かに今、「ぬくめますか」と聞こえたけど。いや、絶対言ってた。知人G氏に確認を取るが「別におかしくない」との事。 ウッソぉ・・・

 他県から和歌山大学にきた学生さんが運営しているサイトですが、和歌山弁のうんちくをはじめ、和歌山人も知らないような和歌山ネタが満載。一度除いてみて下さい