きのくに散策
第九回 ここは大島 向かいは串本
ここは串本 向かいは大島 仲をとりもつ 巡航船 アラヨイショ ヨイショ
ヨイショ ヨイショ ヨイショ ここは串本 向かいは大島 橋をかけましょ 船ばしを アラヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ 潮岬に灯台あれど 恋の闇路は 照らしゃせぬ アラヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ あしのショラサン岬の沖で 波にゆられて鰹釣る アラヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ 大島水谷 かかりし船は お雪見たさに潮がかり アラヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ 障子あくれば 大島ひと目 なぜに佐吉は山のかげ アラヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ (歌詞及びBGMは串本町観光協会様のHPよりお借りしています) 和歌山を代表する民謡、串本節に唄われる紀伊大島。ところが、大島の人たちに言わせれば、ここは大島、向かいは串本、中をとりもつ巡航船、というのが正調の歌詞であり、それが大正時代以降、串本の方の宣伝、売込みが派手で、いつのまにか本家のこちらが、すっかりそのお株を奪われてしまったのだそうである。
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